
蛇口の水漏れを修理する方法
浴室やキッチン、洗面所の水道の蛇口から水漏れ発生!
蛇口から水漏れといっても、水が出てくる蛇口の吐水口だけじゃなく、パイプの付け根やハンドルの下、それに蛇口の取り付け部分から…なんてこともあるぞ。
自分で水漏れを解決するなら、まずは蛇口の種類をチェックしよう。
蛇口の種類は大きく分けて2つ
家庭で使われている蛇口の種類は、「シングルレバー混合水栓」と「ハンドル混合水栓」の2種類に分けられるぞ。シングルレバー混合水栓とは、レバーは1つだけついていて、それを上下左右に動かすだけで水の量を調節したりお湯を出したりすることができる蛇口。最近の新築の建物には、このタイプの蛇口が取り付けられることが多いぞ。特徴は、レバー1つで水量と温度の調整を簡単にできることだ。
一方、ハンドル混合水栓は、古くからあるタイプの蛇口で、冷水と温水の2種類のハンドルが付いていること。上に青と赤の丸印がついているのを見たことがある人も多いと思う。このタイプは、冷水と温水の量を調節しなければならないので時間がかかり、面倒だが、蛇口の構造が単純な造りになっているので壊れにくく、修理がしやすくなっているぞ。
蛇口の水漏れを直すための工具はこれだ!
●モンキーレンチ、もしくはプライヤー…ナットを緩めたりするのに使用。
金額相場 | 約4,000~5,000円 |
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購入先 | ホームセンター、家電量販店、ネット通販など |
●精密ドライバー…ハンドルの種類によって必要。
金額相場 | 約150~1,800円 |
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購入先 | ホームセンター、家電量販店、金物屋、ネット通販など |
●ピンセット…内部の細かい部品を取り出す時に便利。
金額相場 | 約100~1,100円 |
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購入先 | ホームセンター、100円ショップ、ネット通販など |
●水栓レンチ…蛇口そのものを外す時に利用。
金額相場 | 約1,000~1,500円 |
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購入先 | ホームセンター、100円ショップ、ネット通販など |
これらの工具を用意しておこう。また作業する前に止水栓を閉めておこう!
どこから水漏れ?パーツをチェック
工具を用意したら、水が漏れている場所を
チェックしよう!
原因を特定することで、被害を最小限におさえながら、ピンポイントで修理できるぞ。

【1】レバーの下
シングルレバー混合水栓の水漏れで、最も水漏れしやすいのが、この「レバーの下」だ。通常、レバーを持ち上げると水が出て下げると水が止まるが、レバーの下からの水漏れは、水を出している時に漏れるのが特徴。シングルレバーは、上下左右に無段階で動かすことができるため、構造上、レバーの下に遊びのスペースができやすくなっているから、その部分から水漏れが発生してしまうんだ。シングルレバー混合水栓の要の部分とも言える「バルブカートリッジ」を交換すると水漏れを直すことができるぞ。
【2】スパウトまわり
スパウトとは、レバーの下にある銀色の金具の部分のこと。このスパウトの胴体部分から水が漏れてしまうことがあるぞ。このケースもレバーの下からの水漏れと同様に、水を止めている時は問題ないが、水を流している時に水漏れするのが特徴だ。スパウトまわりからの水漏れの原因は、バルブカートリッジかパッキンの老朽化によるものがほとんど。どちらかを交換すれば水漏れを直すことができるので安心だ。
【3】止水栓の接続部分
これは、蛇口本体ではなく、下にある止水栓の接続部分から水が漏れてしまうケース。視界に入らない場所なので、なかなか事前に気づくことができず、水浸しになってから気づくことが多いので注意が必要だ。止水栓の接続部分にはパッキンと呼ばれる部品があり、このパッキンが老朽化すると水が漏れてしまうぞ。また、接続部分にあるナットの緩みも水が漏れてしまう原因の1つ。長年、使っていると振動などでナットが自然に緩んでしまうことがあるので確認してみてくれ。
【4】吐水口
きちんとレバーを下げているにもかかわらず、蛇口の吐水口からポトポトと水が漏れてしまうことがあるぞ。この場合も、バルブカートリッジの故障が原因の可能性が高い。
【自分で水漏れ修理】バルブカートリッジを交換する
【自分で水漏れ修理】パッキンの交換
【自分で水漏れ修理】蛇口の吐水口
まずは、原因となるハンドル下のパッキンやコマを調べてみよう。
STEP1
ハンドル下のナットをモンキーレンチ、もしくはプライヤーを使って外します。
STEP2
蛇口の内部にあるコマという部分をピンセットでつまんで取り外します。
STEP3
コマに付いているナットを外し、パッキンを新しいものに交換。
※節水コマやエスコマは使い捨てなので、コマそのものを交換しよう。STEP4
コマをハンドル部分に差し込み、本体に戻します。外したときと逆の手順で本体に固定していきます。
【自分で水漏れ修理】パイプの付け根
原因となる接続部のパッキンに不具合があるか、ナットが緩んでいるかを調べてみよう。
STEP1
モンキーレンチ、もしくはプライヤーを使って、パイプの付け根部分のナットがきちんと締まっているかを確認。
※ナットが締まっているのに、水が漏れている場合はSTEP2に進もう。STEP2
ナット部分のパッキンの交換をするため、モンキーレンチ、もしくはプライヤーでパイプの付け根部分のナットを緩めてパイプを外そう。
STEP3
パイプについているナットをずらして、リングとUパッキンを取り外し、新しいものに交換だ。
STEP4
新しいUパッキングの溝を本体に向け、接続部にはめ込み、そのあとに新しいリングとナットを通したパイプを取り外した工程と逆の順で取り付けていこう。
※ナットの締めすぎには注意しよう!
【自分で水漏れ修理】ハンドルの下
原因でもあるハンドル下のナット内部のパッキンに不具合があるか確認してみよう。
STEP1
ハンドルを全開に開き、モンキーレンチ、もしくはプライヤーを使用してハンドル下のナットを緩め、ハンドルを外そう。
STEP2
ハンドルを分解し、パッキンを押さえている三角パッキンを新しいものと交換。ハンドルの部品を組み立てて外した行程と逆の手順でハンドルをもとの状態に戻していこう。
【自分で水漏れ修理】蛇口の取り付け部分
原因となりやすい、取り付け部分のパッキンやネジに巻かれているシールに不具合が生じているかチェックしてみよう。
STEP1
水栓レンチを蛇口本体に引っかけて、蛇口本体そのものを回転させていき、取り外していく。この時、水栓レンチは手で蛇口本体を回せるくらいの硬さになるまで使用するといいぞ。
STEP2
外した蛇口本体の根元にある古いシールテープやパッキンを取り外して、新しいものに交換しよう。新しいシールテープは根元から巻きつけていくのがポイントだ。蛇口本体を取り付け傾きがないかを確認し、傾きがある場合はシールテープを巻きつけ調整しよう。
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オススメの水道屋さんはコレだ!
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